ある日、手の関節が痛んだので
整形外科に診察に行った。
検査をして、レントゲンも撮って
診察室に入ると
お医者さんがレントゲン写真を見て
ぼそりおっしゃった。
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お医者さん「かなこさんね、小指の関節が人より一個少ないね」
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……?( ゚д゚)……
なんとまぁ。
そういえば…
思春期の頃、不思議に思った記憶がある。
友達の手に比べると自分の小指は
なんだか子供みたいに短いなぁと。
あれから30年。
まさか、関節がひとつ少なかったとは。
現実は想像の斜め上を行く。
お医者さん曰く
「たぶんご両親のどちらかが関節がひとつ少ないんだと思うよ」とのことで
早速、実家に問い合わせた。
…この関節案件のルーツは
父方だということが判明した。
「小指 関節 少ない」で検索してみた。
今は便利なもので
すぐに全国の関節が少ない同志たちの情報が出てくる。
情報によると、
関節は使っていなくて不要と判断されれば
退化して、減るらしい。
尻尾と同じ。
だとすると、
我が家の先祖がどこかのタイミングで
手の小指の関節が不要。
と判断したということか。
非常に前のめりな人物ではないか。
何を根拠にそんな英断を……
じいちゃんは穏やかだったから
ばあちゃんの血筋のような気がする。
パチンコが大好きで、晩年
「わしゃパチンコ屋で死ねるなら本望だ」と
言い放ったばあちゃんの系統な気がする。
病院に行ってきた末代としては
先祖の判断は
いささか急ぎ過ぎた感が拭えないけれど
久々にばあちゃんの勢いを感じたら
まぁ、しょうがないかぁということになった。